弓を使って演奏する弦楽器ですが、2弦のソーウー、ソードゥアンとはまったく異なる3弦の楽器です。いわゆる胡弓と同構造の楽器です。 音色は、ソー・ウーにさらに渋みを加えた音で、重音奏法も頻繁に用いられます。
ソロあるいは歌唱のオブリガードといった演奏のほかに、マホーリ合奏のような大規模な合奏で中核的な役割となりますが、
高価な楽器であり、他のタイ伝統楽器に比べますと演奏を目にする機会はかなり少ないと思います。
学校などではソー・ウーの生徒から優秀な生徒を選抜して教えているようで、
演奏人口の少なさとともに楽譜等の資料もほとんどなく、ミステリアスなイメージを持つ楽器でもあります。